『羽生結弦 未来をつくる』羽生結弦、折山淑美著

羽生結弦のシニアデビューからの軌跡をスポーツライターが本人へのインタビューなど共に 一冊にまとめたノンフィクション本。 羽生選手の戦績についての記述には興味がなかったが、 彼のメンタルの強さの源を知りたいと思い、本書を手に取った。 まず、集中…

『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田秀吾著

いわゆる自己啓発本はなるべく読まないようにしたいと決めていたのだが、 最近どうしても考えすぎから不安になることが多く、ついこの本を手にとった。 タイトルの通り、最先端の研究を元に考えすぎてしまう癖を修正する方法が 述べられている。 考えすぎる…

『極夜行』角幡唯介著

Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞した時から、 本書を読んでみたいと思っていた。 でつい先日文庫化したので早速購入して読んでみた。 冒頭からすっかりのめり込んでしまった。 それは冒険とは一見関係のない奥さんの出産シーンの描写か…

『筋を通せば道は開ける』齋藤孝著

不惑を越えて、今まで生きてきた道に果たして筋があっただろうかというと疑問に思うことが ないわけではなかった。そこで以前購入していたこの本を手に取って、 再び自分の人生を顧みようと思ったのである。 本書はアメリカの紙幣にもなっているベンジャミン…

『白隠善師 健康法と逸話』直木公彦著

座禅を組み始めて2週間くらい経った頃だろうか。目眩と頭痛がするようになって、 調子が悪くなったと感じたので座禅をやめた。 調べるとどうやら「禅病」と言うのがあるらしいと分かった。 そして、白隠という高名な僧がかつてその禅病を患っていてそれを克…

『立花隆の最終講義』立花隆著

学術用語が度々出てきて難しい本だった。 東大生を相手に話しているからなのだろう。 途中で読む気が失せてしまった。それでも、中には平易な言葉で記述していて なるほど、と思わせられる言葉があったので、いくつか挙げておきたい。 まずは、物事を考える…

『長い旅の途上』星野道夫著

大学3年の就職活動でエントリーシートに好きな本のことを書いて、 それが星野道夫の『旅をする木』だった。 肩の力が抜けて地に足のついた文章だと書いた記憶がある。 本書は星野道夫の遺稿集である。 大人になって私たちは子供時代を懐かしく思い出す。おそ…

『世界のエリートがやっている最高の休息法』久賀谷亮著

たまたま友人とお寺の座禅会の話題になって、そう言えば行ってみたかったなということで、 急遽地元の座禅会を探し出して参加してきた。 その流れで本書を手にしたということ。 マインドフルネスは海外でもメジャーな手法でいろいろなところで取り組まれてい…

『3年の星占い 2021-2023 天秤座』石井ゆかり著

人生くじけそうになるとついつい占いに頼ってしまうこともあると思う。 女性の方がその傾向は強いかもしれないが、男もたまにはこういうものにすがりたくなる。 ただ、「占い」と言ってもただ人生の過去を暴いたり、未来の道筋をコンパスのように 決めつける…

『魔法のことば』星野道夫著

星野道夫がアラスカでの経験を日本で講演した内容について記した本。 講演が同じ内容のことがあり、各章毎に同じ経験が語られている。 例えば、エスキモーポテトと言う小さな木の根を集めるのに、ネズミの巣の穴を 掘って彼らが蓄えているエスキモーポテトを…

『本音を言おうとすると涙が出てくる』ゆりか著

HSP”Highly Sensitive Person(とても敏感な人)”のためのアドバイスの本。 著者自身もHSPだったと言うことのよう。 自分は当てはまらない部分もあるが、本音が出てこないことや本音が出てくるときに 涙が出てくることがあり、少しHSPの気があるのかなとも思…

『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』大橋しん著

①頭の中で小舟が静かにゆれています。 ②背骨が鎖のようにゆれています。 ③目玉はいつも水の中で漂っています。 ④歯茎に血液が通い、下はおもちのようにふっくらしています。 ⑤春、アルプスの雪がとけるように、両肩がゆっくり離れていきます。 ⑥胸と背中が広…

『物忘れがなくなる脳の習慣』ホームライフ取材班編

母親が少し物忘れすることが多くなっているのと、自分も仕事で記憶が曖昧なことが ままあることから本書を電子書籍で手に取った。 仕事上で使用するような記憶というとワーキングメモリ(作業記憶)。短期記憶とは 違って作業や行動をしながらごく短時間のみ…

『夜を変えれば奇跡がどんどん降ってくる!』Dr.タツコ・マーティン著

夜、人は寝ている間に潜在意識の中で宇宙の声を聞く。 朝目覚めた時に思いついたことなどが正しいことだったりするのはそれが理由。 そして、例えば、潜在意識の中で理想の相手と巡り合っていると、 現実世界でも理想的な恋人に出会えるようになる。 そのた…

『野性の呼び声』

2020年公開のアメリカの冒険小説を原作とした映画。 アメリカ南部の判事の裕福な家で飼われていた犬・バックが、 ひょんなことからアラスカへと売られていき、 そこでそり犬として飼われることになる。 バックは持ち前のリーダーシップでそり犬たちをまとめ…

『会計士・税理士はこれからどう生きるか』freee株式会社著

クラウド会計ソフトのfreeeを運営しているfreee株式会社がAIも含めた クラウド会計が普及することで、会計士・税理士の仕事がどのように変わってくるかを freeeに関わる税理士などを中心に記した本。 今まで税理士の主な仕事であった記帳代行業務はクラウド…

『星の交差点』石井ゆかり著

星座占いの相性の本。 友人が星座占いは意外と当たるよとオススメしてくれたので、買ってみた。 当たるも八卦、当たらぬも八卦と思いそこまで占いを信用しているわけではないが、 本書の中で著者が言っていたことの中に、とても胸に迫ってくる言葉があった。…

『起業の天才』大西康之著

リクルートの創業者、江副浩正の半生を綴った本。 大阪で生まれ、貧しい中親戚に育てられ、東大に入り、そこで大学新聞の広告部門を 担当する会社を立ち上げ、それがやがてリクルートになるわけである。 江副は大学で心理学を学び、日本的経営がいずれは続か…

『Day to Day』講談社編

100人の人気作家が2020年の4月1日から7月9日までの日々を日記や 短編小説などのように綴った本。

『遣灯使』多和田葉子著

国立市にゆかりのある著者が全米図書賞(翻訳文学部門)を受賞した本作。 震災後の日本のデストピアの中で生きる人々を描いたSF小説である。 こんな表現の仕方があるんだと言うくらい、表現が独特な部分があり面白い。 例えば、喜びを表現するのに、「心の爆竹…

『ゴジラvsコング』

キングコングがゴジラと海上で、香港でととにかく戦う映画。 戦闘シーンが迫力あってついつい見入ってしまった。 ストーリーとしては、ゴジラが街を襲うのには理由があって、 メカゴジラを作って操ろうとしていた企業の企てを止めようとしていたからだった。…

『実力を100%発揮する方法』シャザド・チャミン著

PQ "Positive Intelligence" を鍛えることで直面している問題を解決することができるとする 内容の自己啓発本。困難や難題は贈り物であり、成功、幸福、心の平安を得るための チャンスに変えるのだと言う。 まず、「妨害者」と言う心のパターンが自分の中に…

『フォードvsフェラーリ』

2020年公開のアメリカの伝記映画。 1966年のル・マンに参加したフォードのカーデザイナーとドライバーを主人公にした映画。 途中フェラーリを買収しようとしたり、フォードが試行錯誤してチャンピオンになるまでを 描いている。

『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』クルベウ著

勇気付けてくれるエピソードを集めた韓国人のエッセイストの本。 ・人生には三度チャンスが訪れる。一つ目は、まるでそりが合わない人や全く自分に あっていない仕事を手放すチャンス。二つ目は、自分を心から愛してくれる人をもっと 大切にしながら共に生き…

『罪の声』

2020年公開のサスペンス映画。 グリコ・森永事件をモデルにしている。 事件で身代金の置き場などの指示に使われた電話の音声は3人の子供の声。 事件から30年以上が過ぎた現在、新聞社が再びこの事件を追い始め、 同時に声を利用された人が大人になって偶然自…

『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』北野唯我著

博報堂、ボスコンで勤務した後、人材ポータルサイト運営会社に参画している、 職業人生の設計の専門家である著者による転職のノウハウを物語風にまとめた本。 ・転職市場における人材のマーケットバリューは三つある。専門性と経験からなる技術資産。 人脈な…

『フォーン・ブース』

2003年公開のアメリカのサスペンス映画。 コリン・ファレルが演じる主人公スチューが電話ボックスにかかってきた電話の男に 銃で狙われ、後からやってきた奥さんに対して他の女に気があったことを謝らせたりする。 警官がスチューを銃で狙っている犯人を追い…

『転職と副業のかけ算』moto著

短大卒業後20歳で地方のホームセンターに勤務してから、四度転職して 現在年収1,000万のサラリーマンでありつつ、副業で年4,000万を稼ぐ著者が 転職と副業について記した本。 そもそも給料とは頂くものではなく、稼ぐものなのである。言われてみれば確かにそ…

『リーンスタートアップ』エリック・リース著

起業・新規事業・製品開発をするにあたってどのようなプロセスで進めるべきかを 記したビジネス本。 カンバン方式やアンドンなどトヨタの生産工程における工夫を スタートアップにおいても適用するように示している。 具体的な起業の例をいくつも挙げている…

『浅田家!』

2020年公開の映画。 実際の写真家を題材にした映画で事実に基づいている。 主人公の浅田政志の撮った『浅田家』という写真集は2009年に木村伊兵衛写真賞を 受賞している。 家族にコスプレをさせてそれを写真に収めたこの写真集は面白く、可愛い家族写真だ。 …