『深く考える力』田坂広志著
考えることについてのヒントを集めた本。
気になったポイントについていくつか挙げます。
・心の中に「焦り」があるとき、(中略)
「ああ、自分の心の中には、いま、焦りがある」と静かに見つめる。
それをするならば、自ずと、心の中に「静寂」がやってくる。
・我々は、「どうすれば、イノベーションを起こせる人材になれるか」
「どうすればイノベーターになれるか」といったことを考えるよりも、
「自分は目の前の仕事に対して、どれほどの情熱を持っているか」をこそ、
考えてみるべきであろう。
・「不動心」とは、どのような危機が起こり、いかなる問題が生じても、
「心が微動だにせぬ」という意味での「不動心」ではない。
(中略)
心が戻っていくべき場所を知っており、その場所に速やかに戻っていけること。
それが、「不動心」の真の意味に他ならない。
・自分の人生は、大いなる何かに、導かれている。
この否定的に見える出来事も、大いなる何かが、
自分を育てようとして与えたものに他ならない。
自分を見つめるヒントがいくつも見つかりました。