『超一流の雑談力』安田正著

自分は話し下手だと思う。

少なくとも話好きでは無い。

仕事でもプライベートでも話を聞くことの方が多いかも知れない。

かと言って、うまい相槌が打てるというわけでもない。

そこで本著書を手に取った。

以下、気になった点を挙げていく。

・何のための話か、ゴールを意識し、見失わない。

会話をしていると思いついた話をポンポンするだけで、話の目的を

意識していないことがままあり、よく途中で話が途切れることがあるので

注意したい。

・会話には話題の流れという横軸と会話の深さという縦軸がある。

相手が引っかかった話題については深掘りしていく姿勢が必要なのかも知れない。

・必要なのは相手が興味深い"interesting"と思ってくれる話題。

確かに相手が乗ってこないと会話は盛り上がらない。

・別の業界、別の分野の人と出会った時などに、「その業界で働く専門家」として

話ができると信頼感につながる。

自分は今の仕事について専門家として語れるほどの知識・経験があるだろうか。

・「なるほどですね」と「そうですね」は会話の流れを遮るので使用してはいけない。

自分はよくこの言葉を使うので注意しなければ。

・相手がどのようなバックグラウンドを持った人なのか注目しながら

会話のポイントを拾っていくと会話が深まる。

相手が興味を引くような話題をしていくことが会話の深掘りにもつながる。

・「なぜ?」を考えるのは人間にとって大きな負担になるので、

会話で「なぜですか」と聞くのはNG。ただし、その分野に詳しい人や会話が深まった

状況なら聞いても良い。

・雑談から本題に入るときに、自分がしたい本題から連想されるキーワードを

ピックアップしておいて、会話の中でそのキーワードが出てきたら、

本題につなげていく。

このテクニックは文章を書くときもよく利用している。

・「ポイントは3つあります」と予告してから話し始める。

相手に注目させるテクニック。

 

最後に「素人の全力のストレートよりもプロのジャブ」と言われるように、

自分も普段の何気ない会話、というか会話にもならない言葉掛けからも

意識してこういったことを考えておくことから始めたい。