『精神科医が教えるストレスフリー超大全』樺沢紫苑著

今、どうしてもストレスに悩まされているというわけではないが、

コロナ禍で結構売れているということでふと手に取って読んでみることにした。

いざ読んでみると付箋をつけるページがいくつも出来てしまい、

かなりためになる本だなと感じた。

以下、気になった箇所を抜粋する。

・「寝ているときにストレスがない」「次の日にストレスや疲れが持ち越されない」

ことが大切。

・アウトプットを積み重ねることで不安や悩みを解消できる。

・本を読む時のポイントは"To Do"を3つ見つけること。

・退職する前に相談する。

・朝起きてから1時間以内に15〜30分の散歩をすることで体内時計がリセットされ自律神経が

整えられる。30分を超えるとセロトニン神経が疲れてしまい、逆効果になる。

・自分にとって最も重要な価値観は何か、ビジョンは何かをきちんと持っておく。

・自己洞察力を鍛えるトレーニングは日記を書くこと。

ベンジャミン・フランクリン効果とは「人は、助けた人を好きになる」というもの。

・妻が夫に話すべき内容は自分の話。それもポジティブな話。

・高齢者が「膝が痛い」から、無理に散歩連れて行くのはかわいそうだと思うのは危険。

20分が無理なら10分でもいいから運動をさせること。

・孤独は認知症の原因の一つ。社会活動、つながりを持つことが重要。

・仕事を辞めたい理由を3つ書く。そしてそれが自分の努力で変えられるか変えられないかを

考える。変えられるのであれば、変えられる努力をするべき。

マズローの欲求5段階説を仕事で分類すると、生理的欲求と安全欲求は「ライスワーク」、

社会的欲求と承認欲求は「ライクワーク」、自己実現欲求は「ライフワーク」。

・絶叫すると勝手にテンションが上がり、やる気が出てくる。

・年収が約800万円を超えると幸福度と収入は連動しなくなる。

・お金や物欲などの「地位財」による幸福は持続性が低く、健康、愛情、自由などの

「非地位財」による幸福は持続性が高い。

・お金持ちになる方法は「起業」と「投資」。最も確実でリターンが大きい投資は

自己投資。

・睡眠は6時間半〜7時間半の人が最も長生きをする。

・WHOのガイドラインによると「必要な運動量」は「ウォーキングなど中強度の運動を週150分、またはランニングなど激しい運動を週に75分」。運動はやりすぎないこと。

・糖質の摂りすぎは健康に悪いが、糖質の厳しい制限も健康に良くない。糖質は300gが目安。

・医学的には「体脂肪=免疫力」。

・お酒は飲めば飲むほど病気リスクを高める。「適量は健康にいい」ことはない。

・3行ポジティブ日記を寝る前に書く。

・緊張してきたら、「パフォーメンスが上がってきた」と言う。

認知症を予防する最も効果的な方法は「運動」と「睡眠」。

・年を取ってみ学び続けるということは重要。社会人大学や大学院に通ったり、資格や

語学の勉強をしたり、カルチャーセンターを利用する。

・人生を楽しむにはニュートラルに素直になること。アドバイスを受けたら、素直に

受け取ることで、チャンスや出会いが広がる。

・「決断の基準」を決めておく。基準は3つ。ワクワクする方、難しい方、

ドラマティックな方を選ぶ。

・「なんで生きるかというと、死ねねえからだよ」(立川談志

・生きる意味を考える。ビジョンを決める。

・幸福には3つの種類がある。セロトニン的幸福(安らぎ、癒し、気分の幸福)、

オキシトシン的幸福(つながりの幸福)、ドーパミン的幸福(やる気による幸福)。

人間が生きて行く上で、一番重要な考えるのはセロトニン的幸福。