『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』津川友介著

カリフォルニア大学の医学部で助教授を務める著者の巷の「健康に良い食事」に

ついての科学的な根拠に基づいた見解を述べた本。

今ダイエットをしているが、食事制限ではなくて食事の内容を変えることで

痩せることはできないかを模索していたこの本を手にした。

以下、ポイントを挙げていく。

・病気のリスクを下げるのは魚、野菜と果物、茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類。

逆に病気のリスクを上げるのは赤い肉、白い炭水化物、バターなどの飽和脂肪酸

・加工肉、赤肉、白い炭水化物は体に良くないが食べるべきではないわけではない。

食べることで感じられる幸福度もあるからだ。

・フルーツジュースは糖尿病のリスクを高めるが、果物は糖尿病のリスクを下げる。

なぜなら果物には果糖だけではなく、食物繊維も含まれているので果糖が排出されるから。

・魚をたくさん食べるとガンのリスクを下げる。

・乳製品のとりすぎは前立腺がんや卵巣がんのリスクを上げる。

・茶色い炭水化物は玄米や蕎麦など。これらを食べると糖尿病のリスクを下げる。

グルテンフリーにすることでダイエットに繋がったり、病気が防げたりする効果は

期待できない。

・加工肉や赤肉は大腸ガンのリスクを上げる。

・卵を一日1個以上食べると2型糖尿病を発症するリスクが高くなる。

・中高年の時には白い炭水化物や赤い肉を控えるようにして、高齢になって食欲が

落ちてきたら、そのような制限は緩めた方が良い。