決算書!
決算書を読めるようになることは、ビジネスパーソンとしては
必要不可欠の要素ではないか。
私も仕事で決算書を読む機会があり、しかも税理士の先生と一緒に仕事する
機会もあるので、半端な決算書の読み方では指摘されて終わることも多々。
税理士の先生とまではいかなくとも、決算書は読めるに越したことはない。
以下、個々のケース別に決算書の読み方についてまとめた。
・日産は北米での販売シェア拡大のために販売奨励金(インセンティブ)による
値引き販売を進めたが、その「販売費用」が逆に負担となって、減益となった。
・外食産業では、FLコストと呼ばれる食材などの原価(FOOD)と人件費
(LABOR)の合計の比率が6割程度が一般的とされているが、これが各社の戦略に
よって異なる。鳥貴族は原価が低いものの肉を串に刺す串打ちを店内で行うため
人件費が高い。一方回転寿司は原価が高いものの回転レーンがあるため人件費は安い。
・相次ぐ大型イベントでホテル業界は潤っているが、東横インなどの宿泊特化型は
宿泊需要が好調な現在、利益を出しやすいが、帝国ホテルのように宿泊だけでなく
レストランや宴会場などを提供するところは食材費が負担となって利益を抑えて
しまう。ただし、宿泊需要が低くなると、状況は反転するのがこの業界だ。