2018-01-01から1年間の記事一覧

『信長の原理』垣根涼介著

垣根氏の本は『室町無頼』を読んで以来。 今回は戦国時代が舞台ということで、内容が濃いこともありましたが、 『室町無頼』よりも格段に筆致が素晴らしくレベルアップしているように思いました。 主人公は信長ですが、所々信長の家臣へと第一人称が移ります…

『孫子の兵法がわかる本』守屋洋著

戦略的に生きていくためには孫子の兵法が必要だと思い立ち、 この本を手にしました。 智者は利益と損害の両面から物事をみる。 ということで、物事を推し進める際には、必ずプラスとマイナスの側面の 両面を見なければならないとしています。 当たり前のこと…

『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一著

日本資本主義の父と呼ばれ、明治期に約470社もの企業の 創立、発展に貢献した実業家の渋沢栄一の講演などを 文章にまとめた本。 渋沢は資本主義の発展には論語が必要だと考えていたようです。 論語と言えば、 「吾、十五にして学に志す 三十にして立つ 四…

『記憶のしくみ 上』ラリー・R・スクワイア、エリック・R・カンデル著

読んだ本の内容を忘れてしまう。 前回の仕事でやったフローを忘れてしまう。 記憶にまつわるこういったことを解決したいと思って、 この本を手に取りました。 かなり専門的かつ学術的な内容で難しかったんですが、 分かる部分を中心に読み進めていきました。…

『ミッション・インポッシブル フォールアウト』

トム・クルーズ主演のお馴染みのスパイ映画。 とにかくアクションがこれでもかってくらい詰まってます。 テロで扱われる危険のある核兵器の元となるプルトニウムを 取り引きで手に入れるために、取り引きの対象となる警察に 捕まっているテロ組織のドンを如…

『最強の経営者』高杉良著

1980年代後半、当時「夕日」ビールと揶揄されたアサヒビールを スーパードライの成功などによって再生させた樋口廣太郎社長(当時)の 奮闘を小説にした作品。 元々、樋口氏は住友銀行の副頭取。 アサヒビールの社長に就任するにあたって、住友銀行で退任の…

仙台・平泉を旅して

このお盆休みに友人と仙台・平泉あたりを旅行してきました。 仙台といえば伊達政宗。 南奥州を制覇し、仙台藩の始祖となり、仙台城を作り、瑞巌寺や瑞鳳殿と言った 名刹を作った政宗。 仙台のいたるところに政宗の遺物などが残っていました。 瑞鳳殿は極彩色…

今年の夏

この3日間ずっと外で仕事していましたが、 暑さが尋常じゃなかったです。 去年も暑い暑いと言っていましたが、 今年の夏は何だか例年以上に暑いような気がします。 暑さに負けないで、とは簡単には言えませんね。 こんなところで意地を張って死んだりしたら…

ツール初優勝

フルームじゃありませんでした。 ゲラント・トーマスでした。 戦前の予想ではフルームがツール5勝を達成するのでは、という ものが多かったように思いますが、結果、優勝したのはGでした。 前日のTTでフルームは何とか表彰台には辿り着いたものの、 チーム…

『大きな約束』椎名誠著

椎名誠が、自身の孫との電話だったり直接会っての会話だったりをして、 日常の中にほのぼのとした交流を織り交ぜた私小説。 さすが椎名誠というだけあって、還暦は超えても、日常は旅ばかりしています。 もちろん仕事で旅をすることもあるのですが、 プライ…

白熱の65km

遅ればせながら、ツール第17ステージについて書いてみようと思います。 通常、一日200kmの長さを走るのですが、 今年のツールは実験的に65kmという短距離で過酷な山登りを選手に課しました。 山登りに集中させるコースを作ろうというレースオフィシャルの意…

一休み(ツール・ド・フランス)

ツールはアルプスが一段落して、 中休み的な第13ステージがありました。 結果はサガンのステージ勝利。 ちょっとしたスプリント勝負でした。 マイヨジョーヌはゲラント・トーマス。 インタビューでは、「フルームがエースだ」と主張しているようですが、 そ…

『深く考える力』田坂広志著

日本総研の設立に参画し、内閣官房参与にもなった田坂氏の 考えることについてのヒントを集めた本。 気になったポイントについていくつか挙げます。 ・心の中に「焦り」があるとき、(中略) 「ああ、自分の心の中には、いま、焦りがある」と静かに見つめる…

フランス優勝!

決勝戦はフランス対クロアチア。 結果は4対2でフランスの優勝でした。 ボール保持率とかシュート数とかをカウントすると クロアチアの方が上回っているようでしたが、 決定力という側面で見るとフランスの方が一歩上を行っていたような気がします。 個人個人…

『彼の男十字路に身を置かんとす』

下北沢の小劇場「楽園」で 『彼の男十字路に身を置かんとす』を観てきました。 第1次世界大戦時に鈴木商店という商社を世界的な企業に 発展させた企業人・金子直吉の話です。 日本がまだ発展途上にある時代に世界に伍して 戦った男の話。 鈴木商店という企業…

いよいよ決勝

サッカーW杯も開幕から1か月弱がたち、 いよいよ決勝へと2チームが勝ち進みました。 フランスとクロアチア。 どちらも強豪ですが、フランスは勝てば2冠目、 クロアチアは勝てば初の戴冠ということで、 何勝もしている国ではないという意味では 新鮮な顔合わ…

ツール開幕!

ついに今年もツールドフランス開幕です。 今年はフルームのツール5勝目が掛かっていたり、 コロンビアの選手のツール制覇がかかっていたりと 色々と見どころもある大会になっています。 ただ、今年は新城幸也が出場しないこともあって少し寂しいです。 初日…

『殺したい蕎麦屋』椎名誠著

ちょっとドキッとするタイトルですが、 この本は標題の文章を含めた椎名誠のエッセイ集です。 殺したい蕎麦屋とは、店の中で流れている音楽がクラシック音楽だったり、 問題の蕎麦が量がわずかしかなかったりした蕎麦屋のことで、 椎名誠がこの蕎麦屋に対し…

さらに激闘!!

日本はベルギー相手に攻め続けたと思います。 フランス対アルゼンチンに続く、連日の激闘でした。 柴崎のスルーパスからの原口の劇的先制点。 香川との連携からの乾の芸術的無回転シュート。 交代選手のチョイスがちょっと気になりましたが、 それでも攻め続…

激闘!

フランス対アルゼンチン。 まさに激闘でした。 エムバペ対メッシの戦いという側面もあったこの試合。 アルゼンチンの守備陣はエムバペのスピードに付いていけないでいたようで、 ファウルで止めたり、でなければそのまま得点されたりという やられ放題だった…

決勝トーナメント進出

日本は何とか進出しましたね。 大会前の低評価とFIFAランク61位という前評判を鑑みると 西野監督及び選手たちはよく頑張ってくれたと言えるのではないでしょうか。 ドキドキが1試合延びました。 ところで先日のポーランド戦の後半残り10分の戦い方は 賛否両…

ポーランド戦の前に

調布国際音楽祭ということで、調布に行ってきました。 福田進一さんと大萩康司さんのギターリサイタル。 クラシックギターのことはよく分からないのですが、 超絶技巧、早弾きといった技術的な素晴らしさはもちろん、 お二人の繊細さと力強さのコンビネーシ…

まだ1試合あるぞ

昨夜は日本対セネガルの試合。 惜しくも2−2の同点でした。 とは言え、試合内容は互角以上。 もしかしたら勝てるのでは、とさえ思える内容でした。 それでも、決勝トーナメントに進出するには ポーランド戦で引き分け以上か負ければセネガルの試合次第とい…

『火星に住むつもりかい?』伊坂幸太郎著

※ネタバレ注意 舞台はおそらく近未来の仙台。 タイトルに「火星」は付いていますが、そんなに火星は関係ないです。 平和警察と呼ばれる警察のテロ対策部門のような部署が 治安を守るためにという名目で危険人物を処刑していくのですが、 危険人物とはいうも…

なんと!

日本がコロンビアに勝ってしまった。 勝って嬉しいのだからこんな書き方をするのもおかしいのだが、 格上の対戦相手に劇的勝利したのだから、 やはり「勝ってしまった」のです。 開始数分で相手選手の退場により数的有利になったとはいえ、 実力のあるコロン…

メッシ…

昨日はアルゼンチン対アイスランドの試合を観ました。 連日のサッカー観戦ですが、面白い試合が続いてますね。 アイスランドは人口35万人の小国でW杯史上最小国ということが 話題になってますが、全員で守ってその一生懸命さが中々熱かったです。 ジャイア…

眠気と歴史的一戦と

初めまして。 ふとある本を読んで、触発されてブログを書き始めることにしました。 いろんな方のブログやエッセイなどを読んで参考にさせてもらい、 日々感じたことなどをブログに書きたいです。 さて、W杯がとうとう始まりました。 昨夜はスペイン対ポルト…