『孫子の兵法がわかる本』守屋洋著
戦略的に生きていくためには孫子の兵法が必要だと思い立ち、
この本を手にしました。
智者は利益と損害の両面から物事をみる。
ということで、物事を推し進める際には、必ずプラスとマイナスの側面の
両面を見なければならないとしています。
当たり前のことなんですが、つい感情的になると片面だけからしか
物事を見ていないことがよくあるような気もします。
水に一定の形がないように、戦いにも一定の形はなく、常に変わるものである。
水はどのようにも形を変えることがあるものの、石を穿つ力も持ち合わせています。
中国人は硬い石よりも水のように柔軟なものの方が強いと考えていたようです。
水が流れるが如く戦略も柔軟に変えていくことが重要ということでしょうか。
水から学ぶことは色々とありそうです。
戦う態勢ですでに勝負はついている。
事前の準備をしっかりすることで勝利に導くことができるのだということでしょう。
何か物事に取り組むに当たって準備を万端にして態勢を整えておけば、
勝利は自ずと転がり込んでくるような気がします。
「敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず」で有名な兵法。
戦争だけではなく、人生戦略の案内としても役に立つようです。