『いい緊張は能力を2倍にする』樺沢紫苑著

「緊張しい」な自分を克服するために本書を手に取った。

過緊張も、緊張しなさすぎもどちらもパフォーマンスを下げるという。

ちょうどいい緊張状態が最も能力を発揮できるそうだ。

いわゆる「ゾーン」というやつである。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず、を実践するために

緊張とはなぜ起こるのかについても理解することが重要だという。

それは「交感神経が優位」「セロトニンが低い」「ノルアドレナリンが高い」の3つによる。

まず、交感神経を抑えて副交感神経を優位にするためには以下の方法が有効。

・深呼吸(30秒1呼吸)

・ゆっくり話す

・筋肉をほぐす(ツボを押す、ストレッチする)

・笑顔

・水を飲む(腸が動くと副交感神経が優位になる)

・自律神経の乱れを治す(規則正しい生活をする)

ただし、リラックスしすぎるとテンションが上がらなくなってしまうのでやりすぎには注意。

次に、セロトニンを活性化させるには以下の方法が有効。

・リズム運動(ウォーキング、ジョギング、自転車、水泳など)

・朝食

トリプトファンを摂取する(穀物、乳製品、豆類、ナッツ、卵黄)

・姿勢を正す

3つ目にノルアドレナリンをコントロールすることだが、ノルアドレナリンは元々、

生きるか死ぬかという局面で、「闘争か闘争か」の物質であるので、

これが過剰に反応すると過緊張になってしまうという訳。

・プレゼン前に10回以上練習する

・イメージトレーニング(視覚化、五感、ゴールとプロセス、細かい部分まで、毎日何度も)

・ルーティンの動作をする(3つ以上組み合わせる)

 

以上の3つに加えて、メンタル面でも緊張に対応するように心がけたい。

・「For me」から「For you」に

・「私はやれることは全てやり尽くした。あとは神様お願いします」と神頼み

 

効果ありそうなので是非実践したい。