『会計士・税理士はこれからどう生きるか』freee株式会社著
クラウド会計ソフトのfreeeを運営しているfreee株式会社がAIも含めた
クラウド会計が普及することで、会計士・税理士の仕事がどのように変わってくるかを
freeeに関わる税理士などを中心に記した本。
今まで税理士の主な仕事であった記帳代行業務はクラウド会計ソフトの導入により、
変化していく。
①クラウド会計やAIの導入に関わる支援
②資金繰り対策支援
③経営支援(経営コンサルティング)
税理士としてのお金の流れに対する知見をもとに経営に対するサポートを
行っていくのである。
「会計・税務業務以上、経営コンサル未満」の仕事である。
分析行為やアイデアを導き出す過程もAIに代替されてしまうものだと言う。そこで、
アイデアを実行する上で壁となる課題(ヒトモノカネのリソースや外部環境など)を
乗り越えることが重要になってくるのである。
そして、コンサルティングをする際に重要なのは理念や思想でクライアントと
繋がっていると言うことである。理念に共感できていれば、失敗も
乗り越えられるからである。
また、クライアントとのやりとりは”Chatwork”を活用していたり、
"trello(トレロ)"というアプリでタスク管理をしていたりする税理士がいた。
これも業務効率化に一役買っているようである。