『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』大橋しん著

①頭の中で小舟が静かにゆれています。

②背骨が鎖のようにゆれています。

③目玉はいつも水の中で漂っています。

④歯茎に血液が通い、下はおもちのようにふっくらしています。

⑤春、アルプスの雪がとけるように、両肩がゆっくり離れていきます。

⑥胸と背中が広がり、呼吸がさざ波のように行ったり来たりします。

⑦体の中を落ちる滝を、鯉がしたから上へエネルギッシュに昇っていきます。

⑧骨盤はワイングラスの底。いつも静かにゆれています。

⑨足に沿って、砂時計の砂がまっすぐ落ちていきます。

⑩吐く息で体がゆるみ、吸う息で背骨が立ち上がっていきます。

(そのまま数回、呼吸しましょう)

タイトルの通り、この言葉を口にするだけで姿勢がよくなると言う。

総じて言えるのは、姿勢を良くしたい時ほど、力を抜いていくと言うことだ。

「ゆらぎ」である。

そして「ふんわり」である。

こうしたキーワードを元に、息を吐くときには、体が前に傾き、

自動的に足指に力を込めて踏ん張ることになる。

それが足裏のバランス感覚を取り戻すことにつながるのだ。

体を立てるときは、大きくゆっくり息を吸いながら、足裏のバランスを

安定させるように起こすのである。