『マッチスティック・メン』

2003年公開のアメリカの詐欺師の映画。

主人公の詐欺師ロイをニコラス・ケイジが演じている。

ロイは相棒のフランクと共に詐欺をして生活をしていた。

ロイには過去の仕事でためていた100万ドルを超える金を銀行の貸金庫に保管していた。

大きな仕事をする前にロイは別れた元奥さんとの間に生まれた娘に初めて会うことにする。

娘とロイは仲良くなり、ひょんなことからその大きな詐欺の仕事の手助けをさせる。

仕事は失敗し、ロイは怪我をして入院し警察に捕まる。

そこで、自分のかかりつけの精神科医に娘を助けるために貸金庫の暗証番号を伝えてしまう。

ところが、実はフランクも娘も精神科医も捕まえた警察も皆グルで、

ロイの100万円を狙うというのが本当の目的だったのだ。

娘も実はロイの娘ではなかった。

ロイは足を洗い、結婚をして真っ当な人生を始めるというところで話は終わる。

 

ニコラス・ケイジはダメな男の役がピッタリである。

『真実の行方』

1996年に公開されたアメリカのサスペンス映画。

リチャード・ギアが主人公の弁護士役で、エドワード・ノートンが殺人事件の容疑者の

青年役を演じている。

青年は多重人格で弁護士はそれを最終的に裁判の場で実際に引き出し、

青年の殺人罪心神喪失となり無罪になったのだが、そのことを弁護士が

青年に伝えると、青年は実は自分の中の多重人格者を自由に入れ替えることができ、

心神喪失は狙ったものだったことを弁護士に明かす。

なんとも後味の悪い結末だったが、エドワード・ノートンの演技はすごかった。

エドワード・ノートンってこんな感じの役多い気がする。

『歌集 滑走路』萩原慎一郎著

32歳という若さで亡くなった著者の短歌集。

口語で綴られた短歌。

率直に語られた心情。

テーマは非正規、恋など。

自分も共感できる詩がいくつもあった。

 

詩歌本やたらと置いてある増田書店の増田さんに会いたし

 

著者が小平の人らしく、地元国立の本屋が出てくる短歌もあった。

触発されて自分も一首。

 

昼からのビールを一杯飲むだけで曇天の空も秋晴れになり

『5つの銅貨』

1959年のアメリカ映画。

1920年代中旬以降、活躍したコルネット奏者のレッド・ニコルズの半生を描いた。

主人公は「レッド・ニコルズと5つの銅貨」というバンドを組んで活動していたが、

娘が小児麻痺となったことをきっかけに演奏家としての活動をやめてしまう。

しかし、かつての仲間たちに誘われるようにして、再び舞台に上がるという話。

『いい緊張は能力を2倍にする』樺沢紫苑著

「緊張しい」な自分を克服するために本書を手に取った。

過緊張も、緊張しなさすぎもどちらもパフォーマンスを下げるという。

ちょうどいい緊張状態が最も能力を発揮できるそうだ。

いわゆる「ゾーン」というやつである。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず、を実践するために

緊張とはなぜ起こるのかについても理解することが重要だという。

それは「交感神経が優位」「セロトニンが低い」「ノルアドレナリンが高い」の3つによる。

まず、交感神経を抑えて副交感神経を優位にするためには以下の方法が有効。

・深呼吸(30秒1呼吸)

・ゆっくり話す

・筋肉をほぐす(ツボを押す、ストレッチする)

・笑顔

・水を飲む(腸が動くと副交感神経が優位になる)

・自律神経の乱れを治す(規則正しい生活をする)

ただし、リラックスしすぎるとテンションが上がらなくなってしまうのでやりすぎには注意。

次に、セロトニンを活性化させるには以下の方法が有効。

・リズム運動(ウォーキング、ジョギング、自転車、水泳など)

・朝食

トリプトファンを摂取する(穀物、乳製品、豆類、ナッツ、卵黄)

・姿勢を正す

3つ目にノルアドレナリンをコントロールすることだが、ノルアドレナリンは元々、

生きるか死ぬかという局面で、「闘争か闘争か」の物質であるので、

これが過剰に反応すると過緊張になってしまうという訳。

・プレゼン前に10回以上練習する

・イメージトレーニング(視覚化、五感、ゴールとプロセス、細かい部分まで、毎日何度も)

・ルーティンの動作をする(3つ以上組み合わせる)

 

以上の3つに加えて、メンタル面でも緊張に対応するように心がけたい。

・「For me」から「For you」に

・「私はやれることは全てやり尽くした。あとは神様お願いします」と神頼み

 

効果ありそうなので是非実践したい。

『パピヨン』

1973年公開のアメリカの伝記犯罪映画。

スティーブ・マックイーンが脱獄囚の主演で、ダスティン・ホフマンがその相棒の

脱獄囚を演じた実際にあった話を元にした脱獄の物語。

舞台はフランス領ギアナの監獄。

胸に蝶(パピヨン)の刺青がある主人公のパピヨンは無実だが殺人罪で収容されたと主張。

偽札造りで有名だったドガを相棒にして脱獄を試みるも

捕まって独房に2年間と5年間入れられる。

最後は潮の流れから脱出不可能のギアナの島からヤシの実を集めた袋にしがみついて

脱出するところで話は終わる。

とにかくスティーブ・マックイーンの鬼気迫る演技が良かった。

脱獄に至るまでの辛く厳しく長い道のりが伝わった。

『ビッグウェンズデー』

1978年に公開されたアメリカの青春映画。

カリフォルニアでサーフィンを楽しむ若者がベトナム戦争への召集などを経験して、

再び波(水曜日に大きな波がやってくるので「ビッグウェンズデー」)に帰ってくる話。

アメリカらしい青春の過ごし方だな、と思った。