『立花隆の最終講義』立花隆著

学術用語が度々出てきて難しい本だった。

東大生を相手に話しているからなのだろう。

途中で読む気が失せてしまった。それでも、中には平易な言葉で記述していて

なるほど、と思わせられる言葉があったので、いくつか挙げておきたい。

まずは、物事を考えるときは考え方の基本を誤らないこと、という点。

問題に具体的に取り組み始めたら、考える順序を考えるということ。

次に、本当に社会で起きている事象の大半はわからないままに終わるということ。

大事件の場合、報道量は爆発的に増えるが、同時に伝えられない事実も爆発的に増えるのだ。

率直に言うと社会のダークサイドが思った以上にあると言うこと。

三つ目に、本当に重要な問題ほど、何が何だかよくわからないものなのであるが、

その中で我々はどう暗中模索して解を見つけていけばいいのかと言うこと。

第一には訳の分からなさの整理。自分は何を知りたいのかを整理して書き出し、

問題として整理する。第二に数学の代数を考えかたとして分からないことを考えてみると

言うこと。